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バレエダンサーインタビュー|トウシューズのかがり方

トウシューズのかがり方

バレエスタイル(@BlletStyle_)をご覧いただきありがとうございます!

 

この記事では、現役バレエダンサーに聞いた『トウシューズ(ポワント)のかがり方』をご紹介します。

 

トウシューズを履きなれていない方は、どこが正しい立ち位置なのか悩むし、なかなかバランスが取れなくて大変ですよね。

 

正しい位置で立っていないと・・・

トウシューズの悪い立ち方

  • 足首が引っ込む(甲が出ない)
  • ひざが曲がる
  • お尻が突き出る

などなど・・・

 

頑張ってバランスを取ろうとして、へんなカタチに・・・。

トウシューズを履いてキレイな姿で踊るためには、まずは正しい位置で立つことから!

 

正しく立った時の感覚がわかりにくい・・・

バランスがうまく取れない・・・

 

こんな悩みを解消する1つの方法が『トウの先端、プラットフォームをかがること』です。

トウシューズ

 

トウシューズをかがるだけで、正しい立ち位置の感覚がつかめるので、安定感が増してバランスがとりやすくなります。

 

やってみたいけど縫い方がわからない・・・という方!

筆者が、現役バレエダンサー・E子さんに詳しく聞いてきましたので、参考にしながらやってみてください!

では、さっそくまいります!

プロダンサーもかがるの?理由は?

こんにちは!

トウシューズのかがり方を詳しく教えて下さい!

E子さん

では、バレエ学校に留学していた時に教わった方法を紹介しますね。
よろしくお願いします。

E子さんは、プラットフォームはかがっていますか?

バレエ学校の時はかがっていましたが、最近トウシューズを変えたので、いまは加工していません。

もちろん、かがっているプロダンサーはたくさんいますよ!

プロの方って、正しい立ち位置も分かってるし・・・

かがる理由はなんですか?

トウシューズが長持ちするとか、滑り止めとか、いろいろ言われていますが、一番の理由は『安定感が増す、バランスがとりやすくなる』だと思います。
「トウシューズでうまくバランスが取れない」と悩んでいる人は、試す価値あり!ですね。

はい!
縫うにはコツとチカラがいりますので、慣れるまでは使わなくなったポワントなどでお試しくださいね!

トウシューズをかがる:準備するもの

トウシューズ

トウシューズをかがるにあたって、必要なものを準備しましょう!

使用するのはこの中の「キャンバスシート用針」のような太くて長い針です。

縫っていると、針がポキっと折れてしまうことがあるので、そんな時には私は「カーブ針」や「カーペット針」を使ったりします。

 

「コットンで並太」のものがおすすめ。

色もトウシューズに合わせて白やベージュ、ピンクなどお好きなものをご準備ください!

 

そのほか

あると便利なのが、「ペンチ」「指ぬき」

針を刺すとき、引き抜くときに使ったりします。

なくても大丈夫です。

 

糸を切るためにハサミも用意してくださいね!

トウシューズをかがる:Let’s try!

準備ができたら、さっそく縫っていきましょう!

1.長めの針に、糸を通します

6センチ長さの針

糸は長めにとり、2本どりします。

玉結びはせずに、そのままで!

今回使用したのは「キャンバスシート用針」です。

糸は2メートル80センチくらいとって、2本どりに!

2.トウシューズに針を刺します

FREEDのトウシューズ

トウシューズのメーカーや種類によって、プラットフォームの硬さが異なりますので、気を付けながらぬってくださいね!

ちなみに、今回使用したのは「FREED」のトウシューズです。

 

スタートは、トウシューズ裏側から!

表面の布だけでなく、中の硬い部分にも針を刺すようにしましょう!

針を刺したトウシューズ

 

適当な長さを残すようにして、糸を引っ張ります
糸を通したトウシューズ

 

いま刺した場所と同じところに、下から上にもう一度針を刺します!
針を刺したトウシューズ

 

残している糸を指で押さえながら、糸を引くと・・・
トウシューズ

 

このようになります
トウシューズ

3.少し間隔をあけて、縫いすすめましょう

次は、ちょっと間隔をあけて針を刺します
トウシューズ

 

そして、針のうしろに糸をかけます
先をかがったトウシューズ

 

そのまま糸を引いていくと、このようになります
先をかがったトウシューズ

 

少し間隔をあけながら、同じように縫いすすめましょう
先をかがったトウシューズ

 

ぐるっと1周縫い終わったら、最初に残していた部分をカット!
先をかがったトウシューズ

4.さらに、もう1周

まだ終わりではありませんよ~!

1周縫った糸が浮かないように、ちょっと縫い方を変えて、もう1周ぬって補強します。

 

次は、上から下へ刺して・・・
先をかがったトウシューズ

 

そのまま引っ張ります
先をかがったトウシューズ

 

青点の部分に針を刺して、赤点の部分から針先を出します
先をかがったトウシューズ

ぐるぐると縫っていきます。

糸がゆるまないように、キュッと引っ張りながら縫いましょう!

5.最後は

最後までいったら・・・
先をかがったトウシューズ

 

横に糸を通して、引っ張ります
先をかがったトウシューズ

先をかがったトウシューズ

 

糸をハサミで切って、完成です!
(玉止めはしません)
先をかがったトウシューズ

トウシューズ

 

おぉ~!

自立しています・・・!

自立するトウシューズ

比べてみました

トウの先(プラットフォーム)をかがっていないもの
加工していないトウシューズ

 

トウの先(プラットフォーム)をかがったもの
先をかがったトウシューズ

かがった方は、床をしっかり捉えて甲がグッと伸びる感覚があります。

トウ先をかがると、ベストな位置で立ちやすくなりますが、ひざが曲がった状態でバランスを取っては意味がありません。

 

ひざは伸ばして引き上げる!という意識を忘れずに!

『トウシューズのかがり方』まとめ

今回は『トウシューズ(ポワント)のかがり方』をご紹介しました。

 

正しく立った時の感覚がわかりにくい・・・

バランスがうまく取れない・・・

 

こんな風に悩んでいる方は、是非一度お試しくださいね!

さっそく縫ってみよう~!
これを使いました
お好きな色で!
あると便利

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