『眠れる森の美女』の簡単なあらすじや作品中のバリエーションを動画付きでまとめました。
各バリエーションのひとことメモも、参考にしてみてくださいね!
・取り上げるのは、女性バリエーションのみです
・作品中のバリエーション全てをご紹介できない場合もあります
目次
バレエ《眠れる森の美女》作品紹介
バレエ《眠れる森の美女》は、シャルル・ペローの原作をもとにした作品。
作曲は、ピョートル・チャイコフスキーです。
《白鳥の湖》《くるみ割り人形》と共に「3大バレエ」のひとつと言われています。
バレエの舞台は観たことが無くても、『音楽は聞いたことある!』という方も多いのではないでしょうか。
バレエ 《眠れる森の美女》あらすじ
プロローグ&第1幕
王国の娘、オーロラ姫の誕生により、盛大な洗礼の式典が行われている。
善の精であるリラの精と5人の妖精たちが招待され、オーロラ姫に「優しさ・元気・鷹揚・勇気・のんき」の授け物をする。
そこへ、洗礼に招待されなかったことに怒り狂った邪悪な妖精カラボスがやってきて、「この子は16歳の誕生日に、糸紡ぎの針に指を刺されて死ぬだろう」と呪いをかける。
しかし、リラの精が「死ぬのではなく眠るだけ。100年間の眠りについたあと、いつか王子がやってきて、彼の口づけによって目を覚ますでしょう」と呪いをやわらげる。
オーロラ姫はすくすくと成長し、16歳の誕生日を迎えた。
4人の求婚者たちと踊っていたオーロラ姫の前に老婆が現れ、花束を手渡される。
花束を持って楽しそうに踊っていたオーロラ姫だが、そこに仕込まれていた針で指を指し、倒れてしまう。
老婆は変装したカラボスだったのだ。
そこへリラの精が現れ、オーロラ姫のほか、城にいた全員に眠りの魔法をかける。
オーロラ姫が目覚めるその時に、目を覚ますように、と。
第2幕
それから100年がたったころ、森で狩りをしていたデジレ王子の前にリラの精が現れ、オーロラ姫の幻を見せる。
姫に魅了された王子は、リラの精に導かれ城へ向かう。
邪悪なカラボスを打ち負かし城の中に入った王子は、眠っているオーロラ姫を発見。
王子のキスによってオーロラ姫をはじめ、城全体が目を覚ます。
第3幕
オーロラ姫とデジレ王子の結婚式。
妖精や童話の主人公たちが訪れ、華麗なダンスを披露し二人を祝福する。
そして、オーロラ姫とデジレ王子も幸せな踊りを披露し、めでたい雰囲気のなか幕が下りる。
《眠れる森の美女》第1幕:バリエーション一覧
1幕では、妖精たちのバリエーション6つと、オーロラ姫のバリエーションがあります。
やさしさの精のバリエーション
ゆっくり 流れるように
元気の精のバリエーション
力強く ジュテ 足さばき
鷹揚(おうよう)の精のバリエーション
ポアント ゆっくり 長め
呑気(カナリア)の精のバリエーション
かわいい 手の動き 足さばき
強さの精のバリエーション
指先 テキパキと テクニック
リラの精のバリエーション
堂々と ゆったり テクニック
オーロラ姫(ローズアダージオ)のバリエーション
バランス ピルエット 長め
《眠れる森の美女》第2幕:バリエーション一覧
第2幕に登場する女性バリエーションは1つ。
とても幻想的です。
オーロラ姫のバリエーション
優雅 高難度 上品 バランス
《眠れる森の美女》第3幕:バリエーション一覧
第3幕は、いろんな踊りが披露される、とても華やかな雰囲気が特徴です。
コンクールなどでよく踊られる「フロリナ王女のバリエーション」も、この場面で出てきますよ。
リラの精のバリエーション
バランス 優雅
宝石のバリエーション
可憐 足さばき
動画では3人で踊っていますが、ひとりで踊るバージョンとしてコンクールでよく見かけますね。
フロリナ王女のバリエーション
軽やかさ 短め
オーロラ姫のバリエーション
上品 優雅 丁寧
《眠れる森の美女》のバリエーションを踊ってみよう
とても華やかな《眠れる森の美女》。
その豪華な雰囲気をバリエーションで表現してみてはどうですか?

