今回は、バレエ作品《ジゼル》に出てくる女性バリエーションをピックアップ!
《ジゼル》の簡単なあらすじや、作品中のバリエーションを、動画を交えてご紹介していきます。
難易度や、バレエコンクールでの珍しさも参考にしてみてくださいね。
- 取り上げるのは、女性バリエーションのみです
- 作品中のバリエーション全てをご紹介できない場合もあります
バレエ《ジゼル》作品紹介
《ジゼル》は、ロマンティック・バレエの代表作で、全2幕の悲恋の物語。
1幕の明るい場面と、2幕の暗い場面の対照が際立つ作品です。
ロマンティック・バレエとは・・・
自由で神秘的なものを重んじるロマン主義に基づくバレエで、妖精や悪魔が登場する幻想的なもの、エキゾチックな異国趣味のものが多い。
《ラ・シルフィード》、《ジゼル》など。
この衣装を「ロマンティック・チュチュ」と呼びます。
チュールを重ねた、ふんわりとしたチュチュです!
バレエ《ジゼル》あらすじ
第1幕
村娘・ジゼルは、心臓が弱いものの踊りが大好き。
そんなジゼルと愛し合っているのが青年・ロイス。
実は、ロイスは貴族なのだが、身分を偽りジゼルとの恋を楽しんでいる。
ロイスが気に入らないのが、ジゼルに恋する村の青年・ヒラリオン。
ヒラリオンは、ロイスの正体が公爵アルブレヒトであること・婚約者がいることを突き止め、村人やジゼルの前で暴く。
ジゼルはショックを受け、狂乱状態に陥り、息絶える。
第2幕
ジゼルの墓がある夜の森。
そこは、結婚前に亡くなった精霊・ウィリたちが夜な夜な集まる場所。
「ウィリたちは、迷い込んできた人間や裏切った男を死ぬまで踊らせる」との言い伝えがある。
ジゼルの墓参りやってきたヒラリオン。
言い伝え通り、ヒラリオンはさんざん踊らされ、休むことを許されず力尽きて息絶える。
アルブレヒトも墓参りにやってくると、ヒラリオンと同じくウィリ達につかまる。
ウィリたちは、力尽き死に至るまでアルブレヒトを踊らせようとする。
そんなアルブレヒトを見て、ウィリとなったジゼルは、懸命に女王・ミルタに命乞いをするが聞き入れてもらえない。
その時、夜明けの鐘が鳴り響きウィリたちは墓に戻っていく。
アルブレヒトの命は助かり、ジゼルはアルブレヒトに別れをつげて消えていく。
《ジゼル》の女性バリエーション一覧
今回ご紹介するのは、この4つ。
- 第1幕:ペザント(農民)のバリエーション①
- 第1幕:ペザント(農民)のバリエーション②
- 第1幕:ジゼルのバリエーション
- 第2幕:ウィリの女王・ミルタのバリエーション
ペザントは、2種類あるので2つご紹介していきます!
ペザントのバリエーション①
ペザントのバリエーション②
ジゼルのバリエーション
ウィリの女王・ミルタのバリエーション
《ジゼル》バリエーションまとめ
今回は、バレエ作品《ジゼル》に出てくる女性バリエーションをご紹介しました。
是非、バリエーション練習の参考になさってください!
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