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【バレエ用語】パッセ(ルティレ)・クドピエ(クペ)を解説

パッセ・クドピエ

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「パッセとルティレって違うの?」

「クペとク・ド・ピエの違いは?」

今回は、こんな疑問がある方に向けてパッセ(ルティレ)ク・ド・ピエ(クペ)の基礎についてご紹介していきます。

クドピエをした脚

公式YouTube

パッセ(ルティレ)について

パッセをするダンサーの脚

軸脚のひざあたりに、もう片方の足先を付けたこのポジション。

『パッセ』と呼んだり、『ルティレ』『ラクールシ』と呼ぶ人もいます。

何か違いがあるの?

  • パッセは、「通過する/過ぎる」という意味があり、軸足の近くを通過させる“動き”のこと
  • ルティレは、「引っ込む/引き上げた」という意味があり、片脚を曲げてつま先を軸脚のひざあたりに付けた“ポジション”(形)のこと
  • ラクールシは、「近道/ショートカット」という意味があり、ルティレと同じポジションのこと

パッセとルティレは、本当は意味が違うのですが、同じように使われることが多いんです!

そうだったんですね!

前のルティレのやり方

パッセをするダンサーの脚

軸脚のひざにつま先を付けた形が、ルティレ・ドゥバンです。

股関節は横に開き、ヒザは上に持ち上げます。

注意
間違ったルティレ
間違ったルティレ

つま先が軸足から突き出てしてしまったり、つま先の位置が低くなるのはNG!

後ろのルティレのやり方

後ろのルティレ
後ろルティレ

軸脚のひざ裏につま先を付けた形が、ルティレ・デリエールです。

後ろのルティレは膝が内側に入りやすいので、よりアンデオールすることを意識し、しっかりとヒザを上に持ち上げます。

注意
間違ったルティレデリエール

膝の持ちあげが足りないと、つま先が突き出てしまいます。

『つま先をひざ裏に付ける』意識よりも、まずは『膝を持ち上げる!』を考えてやってみてください。

パッセのやり方

ルティレを通過する動きが「パッセ」です。

動きの一例を下記の動画で紹介しています。

ク・ド・ピエ(クペ)について

クドピエ・ドゥバン

軸脚の足首あたりに、もう片方の足先を付けたポジション。

『クペ』と呼んだり、『シュル・ル・ク・ド・ピエ』『ク・ド・ピエ』と呼ぶ人もいます。

どんな違いがあるの?

  • クペは、「切る/切られた」という意味があり、軸脚の足首あたりにつま先をあげる“動き”のことを指します
  • シュル・ル・ク・ド・ピエは、「足首の上に/足首に」という意味があり、軸脚の足首あたりにつま先をつけた“ポジション”(形)のことを指します
  • ク・ド・ピエは、シュル・ル・ク・ド・ピエを略した呼びかたです

クペとシュル・ル・ク・ド・ピエは、本当は意味が違うのですが、同じように使われることが多いです!

なるほど!

前のク・ド・ピエのやり方(巻きつけない)

クドピエ・ドゥバン
前のクドピエ

前(ドゥバン)のク・ド・ピエは、2つのパターンがあります。

1つめは、足首のにつま先を付けたク・ド・ピエです。

前のク・ド・ピエのやり方(巻きつける)

ラップドクドピエ
足裏で足首を包んだ形のクドピエ

もう1つが、軸足首を足の裏で包むような形のク・ド・ピエです。

つま先は後ろへと巻きつけるようにします。

後ろのク・ド・ピエ(クペ)のやり方

後ろのクドピエ
後ろのクドピエ

後ろのク・ド・ピエは、足首の後ろにかかとを付けたかたちです。

ク・ド・ピエの注意点は、こちらの記事で詳しく紹介しています。

パッセとルティレの違い/クペとク・ド・ピエの違いまとめ

今回は『パッセ(ルティレ)クドピエ(クペ)の基礎について』ご紹介してきました。

「パッセとルティレの違い」

「クドピエとクペの違い」

お分かりいただけたでしょうか?

ルティレもク・ド・ピエも、とてもよく出てくるポジションです。

間違った形にならないように、こちらの記事公式YouTubeを参考に練習してみてくださいね。

では今回はこのへんで。

バレエスタイル(@ballet_style_jp)でした。