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こんにちは。
BalletStyle(バレエスタイル)です。
今回のテーマは、回転技の【ピルエット】。
中でも、外回りにまわる【ピルエット・アン・ドゥオール】を取り上げます。
バレエ初心者のかたは、回るのに必死で “美しいかたち” を追い求めるのはまだまだ・・・という人も多いはず。
しかし、最初から“美しいかたち”で回る練習をしておかないと、ヘンなクセがついてしまい、また一からやり直し…なんてことになりかねません。
まずは、“美しいかたち”でシングル(1回転)のピルエットができるようになること!
2回転や3回転に挑戦するのは、そのあとです。
ということで、本記事は「“美しいかたち”できれいな【ピルエット】をまわる方法!」について書いていきます。
ピルエットの意味
ピルエット(pirouette)には、回転・つま先旋回という意味があります。
『ピルエット・アン・ドゥオール』は、外回りの回転となります。
ピルエット・アン・ドゥオールの動き
両足で踏みきって、片足のドゥミ・ポアントで回る動きを「ピルエット」といいます。
様々な種類がありますが、動脚をパッセにし、その方向へ回るまわり方を「ピルエット・アン・ドゥオール」と呼びます。
単に「ピルエット」という場合は、「ピルエット・アン・ドゥオール」を指すことが多いです。
ピルエット・アン・ドゥオールのやり方
第4ポジションから右回転する場合
1.4番ポジションでドゥミ・プリエ(準備)。
青丸で囲った左脚が軸になり、矢印側(右方向)へまわります。
(腕は、右手アン・ナヴァンからア・ラ・スゴンドへひらく)
2.両脚で床を押し、左脚をドゥミ・ポアントに。
同時に右脚を前のパッセにしながら、矢印側(右方向)に回転する
3.そのまま回転を続けて、正面まで回ったらパッセの脚をうしろにおろす。
軸足はドゥミ・プリエのポーズで終わります
いろんな終わり方がありますよ!
ピルエット・アン・ドゥオールのコツ!
ピルエット・アン・ドゥオールをする時のコツは、4つ。
- 軸に立つ
- 腕のパワーをかりる
- 顔は正面に残す
- パッセをアン・ドゥオールする(開く)
1.軸に立つ
軸がまっすぐでないと、ドゥミ・ポアントのカカトがすぐに床についてしまい回転ができません。
頭頂から上に引っ張られているような感覚で、スッとまっすぐに立ちましょう。
軸にしっかり立つためには、直前のプリエが重要です!
チェックポイント!
- あごが上がっていませんか?
- 腰が引けて、お尻がでていませんか?
- プリエはアン・ドゥオールできていますか?
2.腕のパワーをかりる
回り始めるときアン・ナヴァンにしていた片手をア・ラ・スゴンドにひらき、両手をアン・ナヴァンにまとめますよね。
ア・ラ・スゴンドに開く手の勢いと、アン・ナヴァンに閉じる手の勢いを回転のパワーにしましょう。
3.顔は正面に残す
回転のパをするときは、顔を残さないと目が回ってしまいます。
からだが回転しても、顔はギリギリまで正面に残しましょう。
右回転の場合、左肩が正面に来るまで顔を正面に残します。
ただし、顔の残し過ぎに注意!
あごが上がるほど残すのはNGです。
4.パッセをアン・ドゥオールする(開く)
ピルエット・アン・ドゥオールは、前のパッセ(ルティレ)で回ります。
パッセをアン・ドゥオールしないと、ひざの前にうまくつま先をつけることができません。
股関節をグッと固めないよう、すこし緩めるようなイメージでアン・ドゥオールしてみましょう。
パッセのつま先は、ひざの前につけよう!
チェックポイント!
- イン・パッセになっていませんか?
- つま先が飛び出ていませんか?
- カマ足になっていませんか?
ピルエット・アン・ドゥオールまとめ
本記事は「“美しいかたち”できれいな【ピルエット】をまわる方法!」について書きました。
ピルエット・アン・ドゥオールは、「自分の回転軸」を見つけることで安定した回転ができるようになります。
ヘンなクセがつかないように、最初から“美しいかたち”で回る練習をして「自分の回転軸」を見つけていきましょう。
今回ご紹介した4つのコツを念頭に、何度も繰り返し練習あるのみ!
きれいに1回転できるようになると、2回転、3回転の成功はすぐそこです!
- 軸に立つ
- 腕のパワーをかりる
- 顔は正面に残す
- パッセをアン・ドゥオールする(開く)