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「次に踊るバリエーション、何にしようかな」
「白鳥の湖の中から、バリエーション選びたいな」
今回は、こんな風に「数あるバリエーションの中から、どれを練習しようか悩んでる」という方に向けて書いています。
Ballet Style(バレエスタイル)です。
あなたは、「いつも同じようなバリエーションを選んでしまう」って悩みありませんか?
私自身も、ちょっと雰囲気を変えたいのに、パッと思いつくバリエーションはいつも同じ雰囲気・・・
他にどんなバリエーションがあったかな…と悩んだことがあります。
そこで今回は、《白鳥の湖》に出てくるバリエーションをピックアップ!
《白鳥の湖》に登場するバリエーションを、動画を交えながら順番にご紹介していきます。
難易度や、コンクールでの珍しさも一緒にみていきたいと思います。
バレエ《白鳥の湖》作品紹介
《白鳥の湖》は、《眠れる森の美女》《くるみ割り人形》と共に「3大バレエ」のひとつと言われています。
作曲は、ピョートル・チャイコフスキー。
《白鳥の湖》の曲は、バレエや音楽に詳しくない人でも、テレビ番組やCMなどで一度は耳にしたことがあるはずです。
バレエ《白鳥の湖》あらすじ
第1幕
成人を迎えたジークフリート王子は、母である王妃に「翌日の舞踏会で、花嫁を選ぶように」と命じられる。
気乗りがしない王子は、上空を飛ぶ白鳥の群れを見て、友人たちと白鳥狩りに出かけることに。
第2幕
湖畔にやってきた王子。
一羽の白鳥に的を絞り、弓を向けたそのとき、白鳥が美しい女性に変身する。
彼女はオデットと名乗る。
驚く王子を前に、オデットは、自分の身の上を話す。
- ロットバルトという悪魔によって呪われ、白鳥に姿を変えられたこと
- 夜の間だけ人間の姿に戻れること
- 永遠の愛を誓ってくれる人に出会えれば呪いが解けること
悲しい身の上話を聞いた王子。
彼女に愛を誓い、明日の舞踏会へ来て欲しいと頼む。
第3幕
場面は、花嫁を選ぶ舞踏会。
花嫁候補が次々と登場するが、王子は誰も選ぼうとしない。
そこに、変装した悪魔・ロットバルトが自分の娘オディールを連れてやってくる。
オディールはオデットそっくりに変装していたため、王子はオデットと思い込み、愛の誓いを宣言してしまう。
その途端、悪魔たちは本性を現し、高笑いしながら去っていく。
愕然とした王子はオデットを探して城を飛び出す。
第4幕
※結末はおおきく分けて2通りあります※
オデットに許しを乞うため湖畔にやってきた王子。
そこに、ロットバルトが現れ、戦いになる。
→戦いの最中、オデットは湖に身を投げ、王子も後を追い永遠の世界で結ばれる。
死をも恐れぬ二人の愛の強さに、悪魔は滅びる。
→戦いでロットバルトを倒した王子は、呪いが解けたオデットと結ばれハッピーエンド。
《白鳥の湖》の女性バリエーション一覧
これまで、多くの演出家によって様々な版が作られた《白鳥の湖》。
ストーリーや登場人物、曲順など、版によってかなり異なることも。
同じ《白鳥の湖》なのに、様々な解釈・演出が存在するため、バリエーションの紹介も実は難しかったりします。
「プティパ版では、この曲、この踊りは出てこない」とか。
これからご紹介するバリエーション一覧でも、いろんな版が混ざっているかもしれません。
しかし今回は、「バリエーション」という1つのソロの踊りにポイントを絞ってご紹介していきます。
全幕の流れとしてではなく、あくまでも1つずつ分けて見ていただければと思います!
パドトロワ第1バリエーション
パドトロワ第2バリエーション
オデットのバリエーション
オディールのバリエーション①
オディールのバリエーション②
《白鳥の湖》バリエーションまとめ
今回は《白鳥の湖》作品中の女性バリエーションをまとめてみました。
このようにしてみると、意外とバリエーションは少ない作品と言えますね。