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【動画あり】いろんな種類のアントルシャ。コツは少しずつレベルを上げていくこと

バレエの動きアントルシャ

本記事にはプロモーションが含まれている場合があります

空中で細かく脚を動かす「アントルシャ(entrechat)」。

両脚で踏みきって跳び、空中で両脚をすばやく打ち合わせる動きです。

 

レッスンや踊りの中でよく出てくる「アントルシャ・カトル」はご存知の方も多いはず。

しかし、「アントルシャ」と付くジャンプはいくつかの種類があるのです。

  • アントルシャ・ロワイヤル
  • アントルシャ・トロワ
  • アントルシャ・カトル
  • アントルシャ・サンク
  • アントルシャ・シス
  • アントルシャ・セート
  • アントルシャ・ユイ
  • アントルシャ・ディス

 

ロワイヤル(仏:royale)は「王の」という意味ですが、それ以外は、

  • トロワ(仏:trois =数字の3)
  • カトル(仏:quatre =数字の4)
  • サンク(仏:cinq =数字の5)
  • シス(仏:six =数字の6)
  • セート(仏:sept =数字の7)
  • ユイ(仏:huit =数字の8)
  • ディス(仏:dix =数字の10)

・・・というように数字が付いていて、徐々に数が増えていきます。

 

この数字、脚を動かす回数を表現しているので数字が増えるほど難しい!という事になります。

ですので、大人バレエの方はレッスンによく出てくる「カトル=4」を目標練習していくと良いと思いますよ。

少しずつステップアップしていくのが、うまくいくコツです!

 

ということで、今回は「アントルシャ」について解説していきます。

【動画】も載せているので、参考にしてみてくださいね!

バレエの動き「アントルシャ・ロワイヤル」

アントルシャ・ロワイヤル(仏:entrechat royale)は、熱心なアマチュア・バレエダンサーであったルイ14世にちなみ、“ロワイヤル(国王の)”と名付けられたといわれています。

いちばんシンプルな「アントルシャ」です。

「シャンジュマン・バッチュ(打つ)」と呼ぶこともありますね!

 

右脚前スタートの場合

1.右脚を前にした5番ポジションでドゥミ・プリエする

アッサンブレ

 

 

2.真上に跳びあがり、両脚をわずかに横へ開く

シャンジュマン

MEMO

両脚を横へ開かず、右脚前にしたまま真上に跳んで空中で左右の脚を打ち合わせる場合もあります

 

 

3.右脚を前にして5番ポジションに閉じ、両脚を互いに打ちつける

アッサンブレ

 

 

4.再び脚を開き、左脚前にした5番ポジションのドゥミ・プリエで着地する

シャンジュマン

ポイント
両脚を打ち合わせるときは、太ももを引き寄せる意識で!

脚を縦に動かすのではなく、横に張るようにして開いたり閉じたりするようにします

 

シャンジュマンと動きが似てますよね!

シャンジュマンとの違いは、脚を打ちつけるかどうか。

ロワイヤルは、空中で脚を打ちつけます。

 

「アントルシャ・ロワイヤル」を動画で確認

バレエの動き「アントルシャ・トロワ」

「アントルシャ・トロワ(仏:entrechat trois)」になると着地が変化します。

脚の動きは「アントルシャ・ロワイヤル」と同じです。(=両脚を入れ替える)

 

右脚前スタートの場合

1.右脚を前にした5番ポジションでドゥミ・プリエする

アッサンブレ

 

 

2.真上に跳びあがり、両脚をわずかに横へ開く

シャンジュマン

 

 

3.右脚を前にして5番ポジションに閉じ、両脚を互いに打ちつける

アッサンブレ

 

 

4.両脚を再び開き、右脚を後ろクペに、左脚はドゥミ・プリエで着地する

バレエのアンボアテ

着地したときに、両脚のターンアウトを維持することが大切です!

「アントルシャ・トロワ」を動画で確認

バレエの動き「アントルシャ・カトル」

レッスンや踊りの中でよく出てくる「アントルシャ・カトル(仏:entrechat quatre)」。

「カトル」は、4つという意味をもちます。

 

右脚前スタートの場合

1.右脚を前にした5番ポジションでドゥミ・プリエする

アッサンブレ

 

 

2.真上に跳びあがり、両脚をわずかに横へ開く

シャンジュマン

 

 

3.前後を入れ替え、左脚を前にして両脚を互いに打ちつける

アントルシャ

 

 

4.再び脚を左右に少しだけ開く

シャンジュマン

 

 

5.前後を入れ替え、右脚を前にして両脚を引き寄せる

アッサンブレ

 

 

6.右脚を前にした5番ポジションのドゥミ・プリエで着地

アッサンブレ

一瞬のジャンプの間に、これだけ脚を動かします!

「アントルシャ・カトル」を動画で確認

大人バレエ初心者の方は、まずは「アントルシャ・カトル」が出来るように頑張ってみましょう!

バレエの動き そのほかの「アントルシャ」

ここから先の「アントルシャ」は、上級者向け!

動画で脚の動きをチェックしてみてください。

  • サンク(仏:cinq =数字の5)
  • シス(仏:six =数字の6)
  • セート(仏:sept =数字の7)
  • ユイ(仏:huit =数字の8)
  • ディス(仏:dix =数字の10)

アントルシャ・サンク(entrechat cinq)

「アントルシャ・サンク」は、アントルシャ・カトルと同じ方法で両脚を打ち合わせます。

着地は、片脚をクペ(スュル・ル・ク・ド・ピエ)にします。

 

アントルシャ・シス(entrechat six)

「アントルシャ・シス」では、脚が入れ替わります。(はじめは前だった脚が、着地のときは後ろになる)

アントルシャ・ロワイヤルやカトルよりも高く跳ぶことが求められる、難しいパです。

素晴らしすぎるアントルシャ・シス

 

アントルシャ・セート(entrechat sept)

アントルシャ・シスと同じ方法で両脚を打ち合わせますが、着地が片脚をクペ(スュル・ル・ク・ド・ピエ)になります。

  • 動画は見つけられませんでした・・・

 

アントルシャ・ユイ(entrechat huit)

さらに難易度が上がる「アントルシャ・ユイ」。

アントルシャ・シスの方法で行いますが、さらに脚を入れ替えます。(両脚ははじめと同じ位置関係で終わる)

 

1度のジャンプでアントルシャ・カトルを2度やっている感じ!?!

スローでみると、一瞬の間に脚が細かく動いているのがよく分かります!

 

アントルシャ・ディス(entrechat dix)

アントルシャ・ユイから、さらに両脚を1度替えるパ。

両脚ははじめと反対の位置関係で着地する。

ここまでくると、何が何やら・・・という感じですね。

  • 動画は見つけられませんでした・・・

いろんな種類の「アントルシャ」まとめ

今回は、いろんな種類のアントルシャをご紹介してきました。

  • アントルシャ・ロワイヤル
  • アントルシャ・トロワ
  • アントルシャ・カトル
  • アントルシャ・サンク
  • アントルシャ・シス
  • アントルシャ・セート
  • アントルシャ・ユイ
  • アントルシャ・ディス

いろいろありますが、『レッスンや作品のなかで出てくるのは「アントルシャ・シス」くらいまでが一般的かなぁ』というのが個人的見解です。

いままで「セート、ユイ、ディス」を見たことも聞いたこともありませんでした・・・!

 

 

大人バレエ初心者の方は、まず「アントルシャ・カトル」を目標に練習してみてくださいね。

スタートは、アントルシャ・ロワイヤルから。

脚を打ち合わせる感覚をすこしずつ覚えていきましょう。

バレエ シャンジュマン 【シャンジュマン】はジャンプの基本!やり方・意味を詳しく解説(写真あり)

今回はこのへんで。

バレエスタイル(@ballet_style_jp)でした。