こんにちは!
今回はバレエの動き「フェッテ」を取り上げます。
あなたの思う「フェッテ」とはどんな動きですか?
- 片脚をまわしながら、連続ターンする「回転のフェッテ」
- ルルヴェしながら「体の方向を変えるフェッテ」
- いやいや、ジャンプ(ソテ)しながら「体の方向を変えるフェッテ」
どれも「フェッテ」で間違いありません!
が、今回ご紹介したいのは体の方向を変えるフェッテ。
キレのある動きを目指している人は、ぜひフェッテを見直してみてください!
フェッテが変われば、踊りも変わる!
きれいなフェッテに近づく、3つのポイントをチェックみましょう!
目次
バレエの動き【フェッテ】について
フェッテの意味
むちで打つ
フェッテの動き
まえ、横、後ろのいずれかに出した片脚の方向を変えずに、体の方向を変える動き
フェッテのやり方(ルルヴェの場合)
フェッテ・アラベスク
【1】右脚をドゥミ・プリエしながら、左脚を前に上げる
【2】右脚をルルヴェにしながら、正面を向いてア・ラ・スゴンドを通過(左脚の位置はそのまま!)
【3】1から体だけ180度方向を変えて、右脚ドゥミ・プリエでおりる(左脚の位置はそのまま)
ピタッと止まる必要はないですよ!
からだを、クルッとまわすイメージです。
フェッテのやり方(ソテの場合)
フェッテ・アラベスク
【1】右脚をドゥミ・プリエしながら、左脚を前に上げる
【2】右脚で踏みきって真上に跳ぶ!と同時にア・ラ・スゴンドからアラベスクに。
(左脚の位置はそのままで、体だけ180度方向を変える)
【3】左脚の位置をキープしたまま、右脚のドゥミ・プリエで着地
どこが違う?きれいなフェッテと残念なフェッテ
『私のフェッテ、なんか綺麗じゃない・・・。だけど、どこを直したらいいのか分からない!』
そんな方は、3つのポイントをチェックしてみて下さい。
残念なフェッテ
体の方向を180度くるっと変えたアラベスクソテの状態ですが・・・
- 踏みきったあしのつま先が伸びていない
- 前に伸ばす腕を、目線の高さまでおろしきっていない
- 肩がすくんで、窮屈になっている
「自分のフェッテは、この形に近いかも・・・」という方、3つのうちどれか当てはまりませんか?
①に当てはまる方は、しっかり床を押すことを意識しましょう。
しっかり踏みこんで、足裏を使ってグッと床を押すようにするといいですよ。
②と③の場合は、腕で空気を下に押すイメージをもつと、首がスッと伸びる感覚が得られます。
腕を振り上げてジャンプしたあとは、グッと空気を押して、すばやく目線の高さまで下ろしましょう!
キレイなフェッテ
上記3つのポイントを修正すると、フェッテが劇的に変わります!
- 踏みきった脚のつま先が、ピンと伸びている
- 前に伸ばす腕が、目線の高さまでおりている
- 肩が下がっている
この3つができれば、かたちの整ったキレイなフェッテの完成です。
カタチが整えば、踊りもシャープに
この記事では、フェッテで気をつけたい3つのポイントを書いてきました。
- 踏みきった脚のつま先が、ピンと伸びてる?
- 前に伸ばす腕は、目線の高さ?
- 肩は下がっている?
ほんの一瞬のことですが、劇的にポーズが変わる重要なポイントです。
そしてポーズが整うと、無駄な動きが減って、キレのある踊りにまた一歩近づきます!
レッスンで「フェッテ」がでてきたら、ぜひ3つのポイントを思い出して美しい形を目指してください!

