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バレエの発表会やコンクールなど、舞台で踊るための練習をしていると、聞きなれない言葉(舞台用語)を耳にすることがあります。
- 『上手から出てくるよ』
- 『そこはキッカケで!』
- 『暗転のあいだに板付き』
はじめて舞台に立つ人はもちろん、発表会の経験が浅い人や、練習を見学している保護者にとっても「いったい何のこと?どういった意味?」と困惑してしまうことがありますよね。
そんな悩みを解決するために、今回は発表会前に知っておきたい「バレエの舞台用語」をご紹介!
この「舞台用語」を知っているだけで、先生の指示が理解できるので、安心して練習することができます。
知っておくと安心【バレエの舞台用語】
- 上手(かみて)/下手(しもて)
客席から舞台へ向かって右側が上手、左側が下手です。
- 舞台袖(ぶたいそで)
観客席から見えない舞台左右の奥の部分を示す言葉。
出番を待つダンサーがいたり、舞台装置や照明器具、音響機器などが置かれていたりします。
- ゲネプロ
ドイツ語の”Generalprobe“(ゲネラルプローべ)の略称。
「ゲネ」と呼ばれることもあります。
本番同様に衣裳を付けて、舞台上で行う通し稽古(最終リハーサル)のこと。
- 暗転(あんてん)
照明を消して客席から見えない暗い状態のこと。
または、舞台を暗くして場面転換を行うこと。
- 板付き(いたつき)
幕が上がったときや場面が転換したとき、舞台上で踊りだす前のポーズでいる状態のこと。
- 場当たり(ばあたり)
舞台上での位置を確認するために、立ち位置や出入りの流れなどを確認すること。
- 緞帳(どんちょう)
舞台と客席を仕切る幕。
きれいな刺繍が施されているなど、豪華な素材で作られていることが多いです。
- キッカケ
踊りだすタイミングに合わせて曲を出すこと。
もしくは、踊りだすタイミングを合図することをいいます。
右手をドゥミ・セコンドにするタイミングに合わせて、曲がスタートしていますよ!
- 1ベル(いちべる)
開演5分前くらいに鳴らされる、ブザーやチャイムのこと。
「開演間近ですよ~」と観客や出演者・スタッフに告げるベルです。
- 本ベル(ほんべる)
開演を告げるベル。
- オーケストラ・ピット
オーケストラ・ピットは、オーケストラが入る舞台と客席間のスペースのこと。
「オーケストラ・ボックス」「オケピ」とも言われます。
- 仕込み(しこみ)
舞台スタッフが行う大道具などの搬入や、照明器具、舞台装置などのセッティング作業のことを指します。
- 紗幕(しゃまく)
薄い布地で作られた幕のこと。
照明の位置により、幕の内側が見えたり見えなかったりします。
- ばみり
立ち位置や、舞台セットを置く位置がわかるようにつける印(テープ)のこと。
- スモーク
ドライアイスなどを使用して、煙幕を発生させること。
幻想的なシーンなどの演出に使われます。
- はける
ダンサーが舞台上から袖に引っ込むこと。
もしくは、大道具や小道具を袖に片付けることをいいます。
- マチネ/ソワレ
昼に行われる公演をマチネ、夜に行われる公演をソワレと呼びます。
- カーテンコール
舞台上で観客に挨拶することをいいます。
出演者たちはレヴェランス(お辞儀)をして、拍手にこたえます。
知っておくと安心【バレエの舞台用語】まとめ
この記事では、発表会前に知っておきたい「バレエの舞台用語」をご紹介してきました。
分かっているようで、実はよく分かっていない言葉はありませんでしたか?
発表会の舞台が近い方や練習中の方は、ぜひ参考にしてくださいね。
Toi toi toi(トイトイトイ)!
Toi toi toiは、幸運・成功を祈るドイツのおまじないの言葉で、「頑張ってね」「うまくいきますように」というような意味合いをもちます。
では今回はこのへんで。
バレエスタイル(@ballet_style_jp)でした。