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バレエの【バランセ】という動きは、ワルツ・ステップ(3拍子)で揺れるようにして動くパのことです。
【バランセ】にはいろんなパターンがあります。
前後に揺れるバランセ、横に揺れるバランセ、回転するバランセ…
1,2,3~、1,2,3~のリズムは同じなのに、方向が変わるだけで、あたふたしてしまう人も多いですよね。
ということで『バランセのやり方がよく分からない!』とお悩みの方に向けて、今回は「前後に揺れるバランセ」を徹底解説していきます。
バレエ[バランセ]とは
バランセ(仏/balance)=~揺れる・~バランスをとる、といった意味をもちます。
体を前後や左右に揺らすように動かしながら行う、3拍子のワルツ・ステップです。
前後に揺れる[バランセ]のやり方
バランセには様々な種類がありますが、今回は「前後のバランセ」を紹介します。
前後のバランセは、「バランセ・アン・ナヴァン」「バランセ・アン・ナリエール」と言われることもあります。
- アン・ナヴァン(前方へ移動)
- アン・ナリエール(後方へ移動)
右脚を前に出す場合
1.クロワゼでプレパレーション(準備)
2.右脚をナナメ前に伸ばす
3.1拍目 両腕を開きながら、右脚をドゥミ・プリエ、左脚を後ろのク・ド・ピエにする
4.2拍目 ク・ド・ピエにしていた左脚をドゥミ・ポアントに、右脚を前に伸ばす
5.3拍目 右脚に体重を移し、左脚を後ろに伸ばす
6.4拍目 左脚をドゥミ・プリエし、右脚を後ろのク・ド・ピエにする
7.5拍目 右脚のドゥミ・ポアントで立ち、左脚を前に伸ばす
8.6拍目 左脚に体重を移し、右脚を前に伸ばす
連続しておこなう場合は、3の1拍目にもどり繰り返します。
動く写真でみてみよう!前後に揺れる[バランセ]
アームスも柔らかく動かしていますね。
バレエ作品でみる 前後に揺れる[バランセ]
『くるみ割り人形』第2幕に「花のワルツ」という踊りがあります。
先ほど解説したやり方とは少々異なりますが、優雅なバランセのステップを確認できます(15秒あたりから)
[バランセ]が苦手な人は、脚のステップから!
バランセは、最初は難しくても、覚えてしまえばいろんなパターンができるようになります。
まずは1,2,3~、1,2,3~のリズムを考えながら、脚のステップから覚えていくのがコツ!
脚の動きができるようになったら、上半身を前後に揺らし、アームスを優雅に動かしてみましょう。
すてきなワルツの音楽にあわせて、さっそくバランセ~♪
では、今回はこのへんで。
バレエスタイル(@ballet_style_jp)でした。