本記事にはプロモーションが含まれている場合があります
バレエスタイル(@BlletStyle_)です!
バー・レッスンの最後におこなう、ダイナミックな動きの『グラン・バットマン』。
バーレッスンの締めとして、きれいな動きでまとめたいですよね!
グランバットマンって、けっこう難しい。
ということで今回は、グランバットマンの動きやコツ、グランバットマン上達のための効果的なストレッチを紹介していきたいと思います。
グラン・バットマンとは
グラン・バットマンの、グランとは「大きい」という意味。
バットマンとは「打つ」ことです。
つまり、グラン・バットマン=大きく足をあげる動きです。
片脚をまっすぐに伸ばしたまま、前・横・後ろのいずれかの方向に高く蹴り上げます。
前のグラン・バットマン
- 5番から、動脚の足裏で床をすり、ジュテを通って足をあげます
- 勢いよく、一気に高い位置まであげます(あげた位置でキープする必要はなし)
- あげた足は、コントロールしながらゆっくりとおろして5番に戻ります
前のグラン・バットマンのコツ!は2つ。
蹴り上げるあしに骨盤がついていかないように、腹筋を使って上体を引き上げること。
そして、勢いのまま足をドスンと落とさないようにコントロールしながら丁寧におろすことです。
前に足をあげた時、腰が丸くなってしまいがちです。
軸はまっすぐに保ち、正しい姿勢をキープすることを心がけましょう。
横のグラン・バットマン
- 5番から、動脚の足裏で床をすり、ジュテを通過して横に足をあげます
- ヒザはまげずに、伸ばしたまま、勢いよく高い位置まであげます
- あげた足は、コントロールしながらゆっくりとおろして5番に
横のグラン・バットマンのコツはこの2つ!
1.ア・ラ・スゴンドにあげるときは、顔は正面にすること
2.足をあげる方向は、からだの「真横」というよりもほんの少し「ななめ前」くらいを意識
後ろのグラン・バットマン
- 前・横と同様に、後ろのグランバットマンもジュテを通って足をあげます
- タンデュの延長線上の高い位置を目指して、高い位置まで勢いよくあげます
- ゆっくりとコントロールしながらおろしたら、後ろの5番に戻ります
後ろのグラン・バットマンのコツはこの2つ!
1.足先リードで動かす意識(タンデュ→ジュテと順番に通過すること)
2.足をおろすとき、お尻もきちんと元の位置まで戻す。
(へっぴり腰にならないように気をつけて!)
蹴り上げる脚の勢いに負けて、骨盤~お尻がついていかないように気をつけてください。
バーに掴まった状態だからなんとかできても、センターでは動けなくなってしまうので注意!
足裏全体で強く床を押して、軸足は真っすぐ保つことを心がけましょう。
あしを高く上げるためのストレッチ
足を高くあげるには、柔軟性が重要なカギとなります。
前・横・後ろのグラン・バットマン、それぞれに効果的なストレッチをやってみましょう。
前のグランバットマンのために!
お尻・太もも裏のストレッチ
手で持っているひざを、グッと胸に近づけるように。
もも裏・ひざ裏のストレッチ
伸ばしている脚のヒザがゆるまないように。
前もものストレッチ
足の付け根の前側(そけい部)を伸ばします。
後ろの足をまげて、手で持ってさらにストレッチ~!
もも裏ストレッチ
バーに足をのせて、上体を前に倒します。
ストレッチバンドを使って
肩にストレッチバンドをかけて、正しい位置をじっくり確認!
横のグランバットマンのために!
もも裏・ひざ裏のストレッチ
片脚を横にひらいて、もう片側はひざを曲げて。呼吸を止めないように!
もも裏のストレッチ
お尻を正しい位置にもってくると、軸足のお尻に適度なチカラが入ってきます。
もも裏・体側のストレッチ
もも裏を伸ばすだけでなく、上半身の柔軟性もアップ!
ストレッチバンドを使って
骨盤の位置をしっかり意識して、左右バランスよく行いましょう!
後ろのグランバットマンのために!
下半身と背中のストレッチ
バーに脚をのせて、上体をまっすぐ保ちましょう。ヒザが曲がらないように。
片手をアンオーにして、後ろに反ってみましょう。
ストレッチバンドを使って
あげた脚がしっかり真後ろに入っているかをチェック!
骨盤を中心とした、美しい姿勢を確認できます。
グラン・バットマンまとめ
前・横・後ろのグランバットマンの動き、確認できましたか?
足をあげるときは、ボールを蹴り上げるように勢いよく!
おろしてくるときには、自分でコントロールする!
「ていねいに」おろしてくるようにしましょう。
足を高くあげることを意識しすぎると、軸足がななめになったり、上体がブレてしまったりします。
腹筋を使い、上半身もしっかりと引き上げて保つことを心がけてください。
大人バレエ必見!レッスン前のウォーミングアップ&ストレッチ方法