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こんにちは、バレエスタイル(@ballet_style_jp)です。
今回は「カンブレ」についてご紹介します。
「後ろに反るカンブレが苦手・・・」
「美しくカンブレするための練習方法を知りたい!」
「小さなカンブレってどうやるの?」
「身体の使い方のコツはある?」
こんなお悩みがある方に向けて、カンブレのやり方&コツをわかりやすく解説していきます。
公式YouTube
カンブレ(cambre)は、「アーチ状にする」という意味があります。
上半身を前・横・後ろへゆるやかなカーブを描くように弓なりに体を倒す動きです。
今回は、5つのパターンのカンブレを紹介します。
前への小さなカンブレ
バー・レッスンで行うことがある動きです。
前への小さなカンブレは、みぞおち辺りから前に倒す意識で行います。
肩がすくまないように気をつけながら、首をながく保ち上体を軽く前に倒しましょう。
後ろへの小さなカンブレ
後ろへの小さなカンブレは、肩甲骨から上を後ろに反らせる意識で行います。
おなかのチカラが抜けないように、体を引き上げながら後ろへ倒しましょう。
前へのカンブレ
バー・レッスンで出てきますよね!
前へのカンブレのやり方
横に上げた腕のほうに顔を向け、背中を伸ばしたまま上体を倒していく
90度に曲がるまで背中をまっすぐに保ちながら、下まで倒していく
同時に、腕もアン・バーに下ろしていく
ゆっくりと上半身を起こしてくる
腕はアン・オーへ
前へのカンブレのコツ
上体を前に倒すとき、「頭を遠くに、首を長く」を意識しましょう。
また、90度に曲がるまでは背中をまっすぐに伸ばします。
動き始めに、背中が丸くならないように気をつけましょう!
そのほか気をつけたいこと
- 身体を前に倒すとき、腰を後ろに押し出さない
- 腕が遅れて残らないように!
- 背中を反りながら倒さないように!
横へのカンブレ
左右の骨盤の高さをまっすぐに保ったまま、上体を横へ倒します。
アン・オーにしている腕と肩との間には空間をつくりましょう。
気をつけよう
骨盤が傾き、重心が外側の脚にのってしまわないように注意しましょう。
ウエストのラインを上に引き上げ、重心は両脚の中央に置いたまま倒します。
後ろへのカンブレ
シンプルな動きですが、とても難しい!
後ろへのカンブレのやり方
横に上げた腕のほうに顔を向け、身体を引き上げながら後ろに倒していく
胸椎を押し上げるようなイメージで、後ろに反らせていく
上半身を起こしてくる
腕は、なめらかにア・ラ・スゴンドへ開く
後ろへのカンブレのコツ
「肩甲骨から上を反らせる」意識で倒していきましょう。
また、首をながく保ち、上げた腕の方(横)に顔を向けます。
後ろカンブレのとき『肩がすくむ』『首がだらんとなってしまう』という方は、顔の向きを見直してみましょう!
そのほか気をつけたいこと
- 後ろに反り始めるときに、腰を前に押し出さない
- 内ももを寄せ、足裏でしっかりと床を押したまま!
- おなかのチカラが抜けないように!
- 両肩は平行に保ったまま!
後ろへのカンブレ効果的な練習方法
『いきなり大きく反らせるのは難易度が高い』という方は、最初に小さなカンブレを練習してみてください。
- 肩が外側に開いていないか
- 腰から曲げていないか
- 首や肩に余計な力が入っていないか
などを確認しながら、少しずつ反らせいきます。
胸から後ろへ倒していく感覚がつかめたら、腕をアン・オーにして必ず顔は上げた腕の方(横)に向けてカンブレしてみましょう。
まとめ|前・横・後ろへのカンブレ
カンブレは、上半身を前・横・後ろへゆるやかなカーブを描くように弓なりに体を倒す動きです。
シンプルな動きに見えますが、考えることはたくさん!
『上半身の動きがカタイ!』と注意されるかたは、一度バー・レッスンでのカンブレを見直してみてはいかがでしょうか。
キレイなアーチ状にカンブレできるように、少しずつ、ゆっくりトレーニングしていきましょう。
カンブレのやり方をもう一度見る