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今回のテーマは〈からだの方向・あしの位置・うでのポジション〉の組み合わせでできる、いろんなポーズについて。
バレエ初心者にとっては、パッと見ただけじゃすぐに理解できないし、名前を聞いても混乱して迷ってしまいますよね。
そんな方に向けて、〈からだ・あし・うで〉のいろいろな組み合わせ例を解説していきます!
いろんなパターンを知っているだけで、サッとポーズが出来るようになるかも?!
ぜひ、写真を確認しながら一緒にポーズをとってみてくださいね!
〈からだ・あし・うで〉それぞれのポジション
組み合わせを見ていく前に、まずは〈からだ・あし・うで〉それぞれのかたちや、ポジション名を復習しておきましょう。
<からだ>の方向
- アン・ファス
- クロワゼ
- エファセ
『どうだったかな?』という方はコチラで確認>>>【バレエ用語】上達への近道!体の方向/アンファス・クロワゼ・エファッセ
【バレエ用語】上達への近道!体の方向/アンファス・クロワゼ・エファッセ
<あし>の位置
- ドゥヴァン
- デリエール
- ア・ラ・スゴンド
あしのポジションも、基本の3つをしっかり確認!
分からないポジションはコチラでチェック>>>【バレエ用語】ドゥヴァン・デリエール・アラスゴンド/それぞれの位置と意味
【バレエ用語】ドゥヴァン・デリエール・アラスゴンド/それぞれの位置と意味
<うで>のポジション
うで(アームス)は、5つのポジションを確認!
- アン・バー
- ア・ラ・スゴンド
- アン・ナヴァン
- アン・オー
- アロンジェ
アームスを優雅に動かすコツも要チェックです>>>腕のポジション基本の5つ!アームスの動きを身につけよう
〈からだ・あし・うで〉を組み合わせてみよう!
体の方向・脚を出す場所・アームスのかたち・・・
この3つを組み合わせたポーズをみていきましょう!
クロワゼ(croise)
まずは、からだの方向がクロワゼのポーズ。
クロワゼ=十字型の・交差した、という意味があります。
クロワゼ+ドゥヴァン+片手アン・オー|その1
からだの方向クロワゼ
脚の位置ドゥヴァン
腕のポジションアン・オー/ア・ラ・スゴンド
脚をクロワゼ・ドゥヴァンに出し、軸足側のうでをアン・オー、動脚側のうでをア・ラ・スゴンドにしたポーズです。
顔は、正面またはア・ラ・スゴンド側に向けます。
比較的よく出てくる、定番のポーズです。
★片手アン・オーを⇒アン・ナヴァンにすると、こうなります
クロワゼ+ドゥヴァン+片手アン・オー|その2
からだの方向クロワゼ
脚の位置ドゥヴァン
腕のポジションアン・オー/アロンジェ
脚をクロワゼ・ドゥヴァンに出し、軸足側のうでをアン・オー、動脚側のうでをアロンジェにしたポーズ。
[その1]と違う点は2つ。
1.動脚側の手のひらを下に向け、アロンジェにしている点
2.上体をひねり、顔がアン・オーのひじ方向に向いている点
★両手をアロンジェに変えると、また違った形になります
クロワゼ+ドゥヴァン+片手アン・オー|その3
からだの方向クロワゼ
脚の位置ドゥヴァン
腕のポジションアン・オー/ア・ラ・スゴンド
脚をクロワゼ・ドゥヴァンに出し、軸足側のうでをア・ラ・スゴンド、動脚側のうでをアン・オーにしたポーズ。
[その1]とは、腕のポジションが左右逆になっています。
顔の向きは正面であることが多く、少し上体を前に倒して「のぞきこむ」ような角度にすることもあります
★片手をアン・ナヴァンにしたポーズ
★両手アロンジェにしたポーズ
クロワゼ+ドゥヴァン+片手アン・オー|その4
からだの方向クロワゼ
脚の位置ドゥヴァン
腕のポジションアン・オー/アロンジェ
脚をクロワゼ・ドゥヴァンに出し、軸足側のうでをアロンジェ、動脚側のうでをアン・オーにしたポーズ。
[その3]の変形バージョンです。
アロンジェ側のうでを上体ごとグッと後ろにひいて、アン・オー側の上体を前に出すようにします。
レッスンで出てくる頻度は低めです。
クロワゼ+ドゥヴァン+両手アン・オー
からだの方向クロワゼ
脚の位置ドゥヴァン
腕のポジションアン・オー
脚をクロワゼ・ドゥヴァンに出し、両腕をアン・オーにしたポーズです。
レヴェランス(お辞儀)の時におこなったりしますね!
クロワゼ+デリエール+片手アン・オー|その1
からだの方向クロワゼ
脚の位置デリエール
腕のポジションアン・オー/ア・ラ・スゴンド
脚をクロワゼ・デリエールに出し、軸足側のうでをア・ラ・スゴンド、動脚側のうでをアン・オーにしたポーズ。
レッスン、振付などでもよく出てきます。
★片手アン・ナヴァンにしたポーズ
★両手アロンジェにしたポーズ
前の手の高さを変えると・・・
レッスンの時も、ハッキリと使い分けましょう!
クロワゼ+デリエール+片手アン・オー|その2
からだの方向クロワゼ
脚の位置デリエール
腕のポジションアン・オー/アロンジェ
脚をクロワゼ・デリエールに出し、軸足側のうでをアロンジェ、動脚側のうでをアン・オーにしたちょっと[上級編]のポーズ。
上体をねじって、角度を付けた形です。
発表会での作品や、プロのレッスンになると出てくることがありますよ。
クロワゼ+デリエール+片手アン・オー|その3
からだの方向クロワゼ
脚の位置デリエール
腕のポジションアン・オー/ア・ラ・スゴンド
脚をクロワゼ・デリエールに出し、軸足側のうでをアン・オー、動脚側のうでをア・ラ・スゴンドにしたポーズ。
基本的な形の1つです。
★片手アン・ナヴァンにしたポーズ
クロワゼ+デリエール+両手アロンジェ
からだの方向クロワゼ
脚の位置デリエール
腕のポジションアロンジェ
脚をクロワゼ・デリエールに出し、両手をアロンジェにしたポーズです。
正面に対して、背中を見せるように上体をひねります。
クロワゼ+デリエール+両手アン・オー
からだの方向クロワゼ
脚の位置デリエール
腕のポジションアン・オー
脚をクロワゼ・デリエールに出し、両腕をアン・オーにしたポーズ。
このポーズもレヴェランスのときによく見かけます。
エファセ(efface)
次に、からだの方向がエファセのポーズを紹介していきます!
エファセ=控えめな、という意味があります。
エファセ+ドゥヴァン+片手アン・オー|その1
からだの方向エファセ
脚の位置ドゥヴァン
腕のポジションアン・オー/ア・ラ・スゴンド
脚をエファッセ・ドゥバンに出し、軸足側のうでをアン・オー、動脚側のうでをア・ラ・スゴンドにしたポーズ。
ダイナミックな印象です。
★片手アン・ナヴァンにしたかたち
そのまま、両手をアロンジェにすると
★[上級編]片手アン・オーのまま、上体をグッとねじったポーズ
エファセ+ドゥヴァン+片手アン・オー|その2
からだの方向エファセ
脚の位置ドゥヴァン
腕のポジションアン・オー/ア・ラ・スゴンド
脚をエファッセ・ドゥバンに出し、軸足側のうでをア・ラ・スゴンド、動脚側のうでをアン・オーにしたポーズ。
★両手アロンジェで目線の高さまで下げたポーズ
アン・ファス(en face)
最後に、からだの方向がアンファスのポーズです。
アンファス=顔・正面、という意味があります。
アン・ファス+ア・ラ・スゴンド+両手ア・ラ・スゴンド
からだの方向アン・ファス
脚の位置ア・ラ・スゴンド
腕のポジションア・ラ・スゴンド
からだの向きはアン・ファス、脚をア・ラ・スゴンドに出し、両手もア・ラ・スゴンドにしたポーズです。
★両手アロンジェにしたポーズ
〈からだ・あし・うで〉の組合せまとめ
今回は〈からだの方向・あしの位置・うでのポジション〉の組み合わせでできる、いろんなポーズについてご紹介しました。
ここの掲載しているポーズは、ほんの一部にすぎません。
とくにうで(アームス)のポジションを変えることによって様々なポーズが生まれます。
そして、上体をツイストさせたり、角度をつけたり、顔の向きを変えたり・・・
バレエのポーズはいろいろあるんです。
レッスンで慣れないポーズが出てきたら『こんなのもあるのね~』と楽しみながら覚えていくといいですよ!
【バレエの動き】タン・リエでスムーズな体重移動を身につけよう!
今回はこのへんで。
バレエスタイル(@ballet_style_jp)でした。