【パ・ド・シャ】とは、「猫のステップ」という意味があり “猫がジャンプするように” 軽やかに足音を立てずにジャンプするパです。
レッスンにも比較的よくでてくるのではないでしょうか。
慣れていない方にとっては脚の運びが分かりにくかったり、つまづきそうになったり・・・難しいパですよね。
そこで今回は【パ・ド・シャ】のやり方や、美しく見える3つのポイントをご紹介。
この3つのポイントを知っているだけで、身軽で美しいパ・ド・シャに近づきます!
参考にしながらやってみてください!
バレエの動き【パ・ド・シャ】の意味と動き
パ・ド・シャの動き
5番ポジションから、片脚ずつひざを曲げて跳び上がり、空中で両脚ともルティレの姿勢を保ち、片脚ずつ着地して再び5番ポジションに閉じます。
「パ・ド・シャ」は、「パ」=ステップ、「シャ」=猫を意味します。
パ・ド・シャのやり方
脚を替えない型
(1)左脚を前にした5番ポジションでドゥミ・プリエ
(2)左脚で強く床を押しながら、後ろにある右脚のひざを90度に曲げて上げる
(3)左脚で踏みきって跳び上がったら、すばやく左脚も引き上げる。
空中で両ひざ曲げた形を保ち、少し横へ移動
(4)最初に右脚をドゥミプリエにして着地
(5)すぐに左脚を右脚の前に入れ5番ポジションでドゥミ・プリエ
パ・ド・シャが美しく見える3つのポイント
パ・ド・シャを美しくこなすには、軽やかさがもっとも大切!
その軽やかさを出すための3つのポイントはこれです。
- 腰を持ち上げてジャンプする
- 空中で両ひざをしっかり曲げる
- 猫のように静かに着地する
1.腰を持ち上げて軽やかにジャンプする
脚力だけに頼らず、上体の引き上げ、とくに腰(骨盤)を「上へ」持ち上げるという意識でジャンプします。
ゆっくり動くと、脚や腰が重くみえてしまいます。
跳び上がるときには床をしっかりと押し「すばやく跳ぶ」ことも忘れずに!
2.空中で両ひざをしっかり曲げる
空中で、両脚ともルティレにしている形を見せることも大切です。
つま先をしっかりと伸ばし、写真のような両ひざをしっかり曲げた姿勢をできる限り長く保てるように高く跳びます。
すばやく両ひざを引き上げて、空中でのポジションをチェックしてみましょう。
3.猫のように静かに着地する
パ・ド・シャは、音もなく静かに着地するのが理想的です。
ドスンっと大きな足音を立てないように、やわらかくプリエするのがコツ!
猫の足どりを意識して、優しく静かに着地しましょう。
猫らしい身軽さで
【パ・ド・シャ】が美しく見える3つのポイントの共通点は「猫」です。
パ・ド・シャをするときは、ぜひ猫がジャンプする姿をイメージしながらやってみてください。
猫が何かを飛び越えるようにすばやく・軽やかにジャンプ!
着地をする時も、猫のように音を立てずに静かに。
【シャンジュマン】はジャンプの基本!やり方・意味を詳しく解説(写真あり)