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このページでは、バレエの【ク・ドゥ・ピエ(クペ)】のよくある誤りを写真付きで解説しています。
ク・ドゥ・ピエ(クペ)は、片足がもう一方の足首に触れている形です。
デヴェロッペのように足首を通過するときや、フォンデュの動き始め、パ・ド・ブーレやアンボアテの着地など、バーレッスン・センターレッスンどちらにもよく出てきます。
『ただ つま先を足首に置くだけ』と見逃されがちですが、実は注意したいポイントがたくさん!
もし、誤ったまま続けていると・・・
悪いクセがついて、正しく覚えなおすのが大変になってしまいます。
よく出てくるク・ドゥ・ピエ(クペ)、はやめに確認しておきませんか?
ク・ドゥ・ピエ(クペ)のポジション
ク・ドゥ・ピエのドゥバン(前)には2つのポジションがあります。
1.「しっかりとポアントした状態」のク・ドゥ・ピエ・ドゥバン
2.「足首に巻きつけた状態」のク・ドゥ・ピエ・ドゥバン
ク・ドゥ・ピエのデリエール(後ろ)は1つのポジションのみです。
1.デリエール(後ろ)のク・ドゥ・ピエ
では、それぞれのポイントとよくある誤りを確認してみましょう。
「しっかりとポアントした状態」のク・ドゥ・ピエ・ドゥバン
正しいポジション
動脚はしっかりとつま先を伸ばし、ターンアウト。
軸脚の足首の前に、動脚のつま先を置いています。
軸となっている脚と、持ち上げている脚のかかととの間に空間があるのが分かります。
よくある誤り
その1
・つま先が足首についていません
・持ち上げている脚のかかとが軸足についてしまっています
その2
・つま先がしっかりポイントされていません
・つま先が足首以外をさしています
・軸脚にかかとがついてしまっています
「足首に巻きつけた状態」のク・ドゥ・ピエ・ドゥバン
正しいポジション
足首を十分に伸ばし、かかとは足首の前に置き、つま先は後ろに回します。
動脚の足裏を、足首にピッタリ沿わせるように!
よくある誤り
誤り
・かかとの位置が低く、足首が曲がっています
・つま先がしっかりポイントされていません
・つま先が床についてしまっています
「デリエール」のク・ドゥ・ピエ
正しいポジション
足首の後ろにかかとを置きます。
動脚のつま先が、軸足から離れているのが分かります。
よくある誤り
誤り
・足首のうしろに、かかとがついていません
・持ち上げている脚のつま先が、軸足についてしまっています
鏡をみて、カマ足になっていないか今すぐチェック!
ク・ドゥ・ピエの正誤を比べてチェック!
すばやくク・ドゥ・ピエ(クペ)にしたとき、どの形に近いですか?
写真で見比べながら確認してみてくださいね。
「しっかりとポアントした状態」のク・ドゥ・ピエ・ドゥバン
「足首に巻きつけた状態」のク・ドゥ・ピエ・ドゥバン
ク・ドゥ・ピエ・デリエール
“正しいポジション”を続けて、身体に覚えさせていくことが大切ですね!
【バレエの動き】フォンデュをマスターしよう!意味と5つのコツ(動画あり)
では、今回はこのへんで。
バレエスタイル(@ballet_style_jp)でした。