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【保存版】バレエのヴァリエーション一覧《ラ・バヤデール》編

バレエラ・バヤデールの女性ヴァリエーション

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こんにちは、バレエスタイル(@ballet_style_jp)です。

今回は、バレエ作品「ラ・バヤデール」に出てくる女性ヴァリエーションを動画と一緒にご紹介します。

踊りが披露される場面や踊りのポイントなど、ひとことメモも掲載しているのでぜひ練習の参考にしてみてください。

あらすじは知ってるから読み飛ばす!というかたは、ヴァリエーション一覧へ>>>

バレエ《ラ・バヤデール》みどころ・あらすじ

《ラ・バヤデール》は、古代インドを舞台にした愛憎劇。

エキゾチックな雰囲気が魅力です。

みどころは、精霊たちが踊る「影の王国」と呼ばれる場面。

白い衣装の精霊(コール・ド・バレエ)が登場する場面は幻想的な美しさです。

バレエ《ラ・バヤデール》あらすじ

第1幕

古代インドの寺院。

寺院のバヤデール(舞姫)ニキヤと、戦士ソロルは秘かに愛し合っています。

寺院に仕える大僧正だいそうじょうもニキヤの美しさに魅了され想いを寄せますが、ニキヤは固く拒否。

聖なる火の前で愛を誓いあうニキヤとソロルを目撃した大僧正は、激しく嫉妬し復讐に燃えます。

場面が変わり、藩主ラジャの宮殿。

ラジャは、娘のガムザッティとソロルを結婚させようと、二人を引き合わせます。

とまどいながらも、ガムザッティの美しさに結婚を受け入れてしまうソロル。

いっぽう、ソロルを憎む大僧正は、ソロルとニキヤの関係をラジャに密告します。

それを聞いたガムザッティはニキヤを呼び出し、身を引くよう命じますが、激しく対立。

ガムザッティは、ニキヤを亡き者にしようと企てます。

第2幕

ガムザッティとソロルの婚約式。

舞姫であるニキヤは、ソロルに裏切られた悲しみのなか祝いの踊りをささげます。

踊りの途中で、ガムザッティの侍女から花かごを手渡されますが、中には毒蛇が。

かごの中に仕組まれた毒蛇に噛まれ、ニキヤは息絶えるのでした。

第3幕

ソロルの部屋。

ニキヤを失い絶望するソロルは、苦しみから逃れようとアヘンを吸って眠りに落ちます。

夢の中(影の王国)。

ソロルは、ニキヤの幻影と出会います。

ニキヤは、自分を裏切ったソロルを許します。

第4幕

夢からさめたソロルは、ガムザッティとの結婚式をむかえます。

誓いを立てようとしたその時、とつぜん神殿が崩れ落ち一同は息絶えます。

ソロルはニキヤに導かれ、二人は天へと昇り永遠に結ばれるのでした。

第4幕は省略され、全3幕版で上演されることが多いです。

ナタリヤ・マカロワ版では、神殿が崩れる場面を復活させています。

いろんなバージョンがあるんですね!

「ラ・バヤデール」も載っています!

《ラ・バヤデール》の女性ヴァリエーション一覧

「ラ・バヤデール」で踊られる女性ヴァリエーション8つをピックアップしました。

第1幕:ニキヤのヴァリエーション

ひとことメモ

第1幕、舞姫ニキヤの登場シーン。寺院で踊る場面です。

途中、「聖なる火」に近づく振付があります。

練習の時は「聖なる火」があることを意識して踊ってみましょう。

第1幕:ガムザッティのヴァリエーション

ひとことメモ

第1幕、ラジャの宮殿で踊るガムザッティのヴァリエーション。

ゆっくりした曲に合わせ、バロネやジャンプの振付が入っています。

音取りが難しい部分があるので、しっかり音楽を聴いて踊りましょう。

第2幕:ガムザッティのヴァリエーション

ひとことメモ

第2幕、ガムザッティとソロルの婚約式での踊りです。

グラン・パ・ド・シャピケ・ターンなどダイナミックな動きが多く入っています。

テクニックや体力に自信がある人はぜひ挑戦してみてください。

第2幕:ニキヤのヴァリエーション

ひとことメモ

第2幕、ガムザッティとソロルの婚約式の場面です。

ソロルに裏切られ深い悲しみをかかえながらも、舞姫として踊るニキヤ。

体を大きく柔らかく使いつつ、ぴたりと止まる部分とのメリハリで静かに悲しみを表現します。

第3幕:影の王国 第1ヴァリエーション

ひとことメモ

第3幕、影の王国。

ポアントで立ったままステップを踏んだり、ジャンプやピルエットが入っていたり、難しいパが多く入っているVaです。

テンポが速いので、音に遅れないように気をつけましょう。

第3幕:影の王国 第2ヴァリエーション

ひとことメモ

カブリオールというパが繰り返し出てくるVaです。

動きが小さくならないよう、舞台を広くつかうことを意識して踊ってみてください。

第3幕:影の王国 第3ヴァリエーション

ひとことメモ

スローテンポの曲なので、バランス力が求められるVaです。

踊りの最後、ディアゴナル(斜め)にパ・ド・ブレ・クーリュで進む振付があります。

床の上をすべるように、小刻みに脚を動かしてみましょう。

第3幕:ガムザッティのヴァリエーション

ひとことメモ

ナタリヤ・マカロワ版の第3幕、神殿の場面。

ガムザッティのヴァリエーションです。

インド舞踊のような、独特な腕のかたちが何度も出てきます。

レッスンには出てこないポーズなので、鏡をみながら練習してみましょう。

《ラ・バヤデール》ヴァリエーション一覧まとめ

今回は、バレエ作品《ラ・バヤデール》の女性ヴァリエーションをご紹介しました。

練習の参考になると幸いです!

紹介したVaはこちら